Axispowersヘタリア

日丸屋秀和・作画。幻冬舎コミックス
元WEB漫画のコミックス版。(だ、そうです。というのも実は湯川はコミックスで初めて存在を知ったため。)
世界大戦辺りの「国」擬人化漫画。
ヘタレなイタリアを中心にドイツ、イギリス、日本、フランス、アメリカ…etc達が織りなすギャグコメディ。
基本は4コマ4コマの1ページ漫画(4駒目で小オチ、8駒目で大オチが来るタイプ)。
でも時々シリアスな漫画もありました。
絵柄がかなり可愛いく、キャラクターのかき分けがちゃんと出来ているのでキャラクターが多いのですが、歴史を知らなくても多分楽しめると思います。(題材は殆ど中学生社会レベルで、ちょっと踏み入った事には簡単な注訳が入っていますし。)
ただ、WEBコミックスということもあり、画質が荒くて見づらい部分もあります。それが味といっても良いかもしれませんが(笑
国の擬人化で世界大戦辺りが舞台なのですが、中身はかなりアットホームなほのぼの漫画。
ブラックジョークや風刺が好き…と読むのならば物足りないと思います。
キャラクターが殆ど(多分98%ぐらい・笑)男性なので、ちょっと…いや、かなり腐女子向けかもしれません。絵も可愛いですし。
占領や統治なんかを直接書かずに「友達」「同居」「家に遊びに行く」みたいな感じで書かれています。
湯川はやっぱり「日本」がすきです。次点で「ドイツ」。
日本のヲタク引きこもりっぷりが萌えるなぁ、と(笑
ドイツは性格がまさに理想です(笑
一般おすすめ度:★★★☆☆
百合おすすめ度:百合度皆無

劇場版仮面ライダー電王&キバ

サブタイトル(?)はクライマックス刑事。
人気からしたらアリエナイ話ではないですが、本来の状況からだとアリエナイ春の仮面ライダー映画です。
電王最終回後から少ししてからのお話、という感じでしょうか。
まさに最初から最後までクライマックス(笑
何故か刑事をしているデンライナーメイツ。
最近出没し始めた悪の組織(自称)を潰すために新人刑事を助っ人にデンライナーメイツが大活躍。
…って感じでしょうか粗筋は(笑
さぁて、つっこんでいきましょう。
ツッコミどころが満載過ぎてどこからつっこんでいったら良いのか分かりませんが。
とりあえずなぜ刑事をしているのか(笑
いや、もうその辺の誰でもつっこむところは放置していきましょうか。
タイトルは「電王&キバ」ですが、完璧に電王映画です。もしキバ目当てで行くという方はがっかりすること間違いなしです。
あ、結構美味しいところはとっていくんですけどね(キャッスルドラゴンが)
イマジン達は一応全員見せ場がある感じです。
2時間弱しかないのに全フォームを出してきたのは流石といっても良いとと思います。
その分ご都合主義的な部分はありますがツッコミ疲れるほどではないので全然OKだと思います。
とりあえずハナさんが異常に強いのはどうしたものかと(笑
もう電王要らないじゃないかとさえ(笑
まあ、娯楽映画ですから良いと言えばいいのですが、一つ残念だったのは敵の親玉「ネガタロス」が誰のイメージから出てきたのかが分からないところ。
どう見てもモモタロスの裏として設定されているような外見ですから最後にどう落とすのかと思ったら最後まで見てもこれは明かされませんでした。
これは残念。
あ、リュウタロスがあいりさんと直接会えたシーンは地味に感動さえ覚えました。
るんるん気分で帰ってきてから、あいりさんに出会ってビビリまくって、一気にしょんぼりして物陰に隠れて、お弁当貰って喜んで。
表情は勿論変わらないのですがホント動きで表情が違って見えるから不思議。
後エンディングの撮影風景集は好きでした。
DVDの映像特典に撮影風景入れて欲しいなぁ。
一般おすすめ度:★☆☆☆☆(あくまでも「一般」おすすめ度。電王を知っている方へは★★★☆☆)
百合おすすめ度:百合度皆無

ライラの冒険

サブタイトルは「黄金の羅針盤
監督・クリス・ワイツアメリカ映画。
三部作構成作品の第一作目。
広い宇宙には似ているが違う「パレルワールド」が多く存在する。
その世界の一つには、自分の魂が体の中に収まっておらず、動物の姿として人の横にずっとくっついている世界もあるとの事。
そんな世界で暮らす、ライラという少女が主人公。
寮で平和ながらすこし窮屈な生活を送っていたライラ。ある日自由に活動する女性コールターと出会う。
コールターに気に入られ、「手伝いをしてくれないか?」という誘いに喜び勇んでついていくライラだったが…
そんな感じのわかりやすいファンタジー映画でした。
湯川的には、ナルニアとハリポタを足して割った感じだな、と思いました。
とりあえず百合好きとしてはコールスターのライラ寵愛っぷりに萌えます。
いちいち会話するたびに顔に触れるな(笑
まあ、最も今作だけで本当に「愛情」からの対応なのかは判断出来かねますが…
まあ、兎にも角にも熊スキーの湯川はイオレク萌え。
鎧クマたちが大量に現れるシーンは萌え燃えでした。
あのイオレクの従順っぷりもツボ過ぎます。
王様だってのに、そんな幼女の護衛してて良いのでしょうか(笑
子供向け、ということもありちょっとご都合主義的な演出も有りますが目を潰れる程度です。(あれ?鎧着てこなかったけどどこから持ってきたの?、とか。)
あ、人間が死ぬと、魂である横についている動物が光の粒子状態になって消えていくという演出はかなり良いと思いました。
エグい画面効果なく、「あ、あの人は倒されたんだ」という認識がわかりやすく、子供向け映画としては素晴らしいと思います。
ただカメラワークはかなり勿体ない感じです。
まあ、アメリカ映画って結構カメラワークが勿体ない作品が多いと言えば多いのですが…
話自体は3作で完結ということで、今作はバリバリ「続くぜ!」的な終わり方でした。
次作は「この世界」にライラ達が来るようなのでそれも楽しみです。
一般おすすめ度:★★★☆☆
百合おすすめ度:★☆☆☆☆

リアル鬼ごっこ

放置に放置を重ね、サイトからのリンクもはずしていたはてなダイアリを復活させてみました(笑
再度、見たり読んだりした作品を湯川的に超絶ネタバレしつつ感想書いていくのでこれから見ようかなと思っている方は見ないで下さいませ(笑
まあ、そんな感じで復活1つ目の作品は「リアル鬼ごっこ」。
原作山田悠介、脚本監督柴田一成。邦画。
どうでもいい話なんですが、配給元の「ジェネオン〜」という声とあのマークを見るとどうしてもアレ的なアニメ作品ばかりが浮かぶのは湯川がアレだからでしょうか。
ま、いっか。
植物人間状態の妹と父親と生活する主人公佐藤翼。
昔の友人で現在やくざの下っ端をしている佐藤洋との喧嘩中殴られる瞬間、何故か突然誰も居ない「同じ場所」に送られる翼。
その世界にも友人や洋が存在するが、全くキャラクターが違っている。
訳の分からない状況でイライラしていると洋が「鬼が来た!」と…そしてその方向からは黒い覆面に黒いコートの男が必死に逃げる女性を追ってきた。
そして目の前でまっぷたつにされる女性。
事の異常さに気付き必死で逃げる翼。
キャラクターの変わった洋の話によると「世界には王様が存在し、自分と同じ名前の佐藤を全て殺す為鬼ごっこをさせている」とのこと…
…山田作品!!!!!!!!!!!って感じです(笑
原作は読んでいないのですが、読んでいる方の話を聞くと映画と内容はかなり違うようです。
サスペンスホラーというかSFホラーというか…ジャンルをわけるのが難しい感じです。
理不尽な恐怖から単純に逃げる、という部分は面白かったです。そこは。
ただオチどころか先が読めまくります。
わざとか?と思うほど先が読めるのがものすごく残念。
これ作りによってはかーなーりー面白い作品になったと思うのですが…面白いんだけど…残念というがどうしてもぬぐい去れません。
しかもオチが少年漫画の打切りのよう(笑
一般おすすめ度:★☆☆☆☆
百合おすすめ度:百合度皆無

ショートムービーフェスタⅡ

期待していた大会の第二回目です。今回も本当に楽しませて頂きました。
つーか1400円払っただけで6時間も映画が見れるこの至福。
もう本当に楽しかった。
とりあえず受賞作品8本の感想。
あ、詳細はhttp://www.tss-tv.co.jp/jp/programs/spot/short-movie/index.htmlより。

  • グランプリ「Turquoise Blue Honeymoon」
    映像が兎に角キレイで引き込まれました。
    正直話はありきたりでオチがめちゃめちゃ読めてしまうんです。それでも引きつけられました。
    映像は本当に良かったです。
  • 準グランプリ「プレイボール!」
    笑った(笑
    なんだろうな〜めちゃめちゃ音割れとかしてて聞きづらかったり見づらい映像とか有るんだけどコレはおもしろいです。
    もしもこの祭がシリアスとコメディとに別れているとしたらコメディ部門でダントツ一位だったのではないか、と。ギャグ漫画的映画ってかんじ。
    こんなギャグマンガ描けるようになりたいです…テンション最高だった。本当に。
  • 特別賞「jindagi」
    個人的にこれは大好きです。なんだろうな〜テンポいいからかなぁ(笑
    ハイテンションなところからローテンションに落ちるところのギャップが素敵。

以下佳作。

  • 「ミルコとクロコとプー」
    これは百合作品ですよ!!(笑
    恋も有るけど女の友情が素敵。誰かの夢に夢をかけるって本当に素敵なことだと思います。
    百合部門(ありません)1位作品。いや、もしかしたらもっと百合っぽいのもあったのかもしれやしない(笑
  • 「ぽたぽた・たゆたう」
    正直最初のモノローグっぽい感じからあんまりおもしろくないかなぁ〜と思いながら見始めたのですが、コレが引き込まれる。すごいなぁ、と。
    結婚する前ってあんな感じなのかなぁ〜と思いました。
  • 「コタツネコ」
    これぞショートームービー(笑
    好きです、こういうくっだらないのにすっごいの(笑
  • 「決して大きくはない家、決して多くはない家族」
    これおいら的にはダントツでグランプリ作品。もう本当に凄い。
    たった15分以内で十数年を描き、さらにかなり深いドラマを盛り込んでいます。
    コレについては語るとオチがばれちゃうので言いたいけどこれだけは言いたくありません!広島の皆さん!これだけでも良いから絶対TV放送見て下さい。
    湯川大絶賛。オチ最高。そんなオチ有りー!?って感じ。もう涙。いろんな涙。
  • 「ファーストコンタクト」
    テンポ、ネタ的にはかなり好きなんだけどオチがおいらにとってはいまいち。いや、勿論凄くいい話でよかったんだけど、大オチを期待して閉ったために「え?そうなの?」って感じ。おしい〜…

もう本当にどれも良かったです。
来年も本当に楽しみです。
まさか終わりって事はないでしょうねぇ…(笑

ちょっとここ描かなさすぎですよ湯川さん。と内輪で言われたので、いやー見る時間もなければ描く時間がもっと無いという切ない状況。
良い作品いっぱい年末年始に見たのですが…いかんせん忘れていくのね…ま、そんな感じで箇条書きチックにここ2週間以内に見た映画を、ば。

コレは本当に凄いです。何がって、キャスト。
総画とキャラ映画?って感じがするのですが、あえて言います究極のキャラ映画です。
マジで(笑
とにもかくにもキャストが豪華な上にどいつもこいつもキャラが濃い!それをアレだけ完璧にまとめ上げた三谷幸喜監督は尊敬です。
本当に好き。三谷幸喜
話の流れて的にはちょっとぐだぐだしてる感は有るんですが…それをさしおいても良作!
まーと兎に角、一から十まで出てきたキャラがきちんとしかも全員、生きてる(生死ではなくて、作品として)のが凄い。もう1度ぐらい映画館でみたいかなぁ。
一般お勧め度:★★★★☆
百合お勧め度:百合度皆無

  • 誰も知らない 邦画DVD

実話を元にした作品。とあるマンションに4人の少年少女(しかも幼い)が放置され、一年間も4人だけで生活していくというショッキング映画。
実話だと思うと本当にぞっとします。
勿論テーマがテーマなだけに、おもしろさは皆無なのですが、いろんな事を考えさせてくれます。
それはともかく、子供達の演技がすごい。それにぞっとする。
ラストが激しく胸打ちます。
人間って本当に他人には興味ないよねぇと自分を含め見直せる映画だと思いました。
一般お勧め度:★★★☆☆
百合お勧め度:百合度皆無

矢沢あいの漫画の映画化したやつです。
コレ、正直、本当に期待していなかったんですが、良作。漫画の良さを最大限には引き出すことは正直出来ては居ませんでしたが、殺しては居なかったので良かったです。
さっさと見ておけば良かったーっと後悔。遅いけど(笑
栗山千明を筆頭に役者がかなり良い。上手い。ほたるちゃんの子も可愛かったし。
つーか、もうね、ハイドがダメです。だめだめです。いや、ごめんなさい。ハイドファンの方怒らないで下さい。
おいらもラルクは好きです。でもこの映画に出ちゃダメでした。
キャラの外見としては良いのですが、どんなに頑張ってもあれは、アダムではなくて、ハイドなのです(笑
折角の良いシーンが台無しになってしまうのです(笑
それ以外は良かった。時間も短く感じました。
贅沢言うならば、2部作ぐらいにしてもうちょっとふかーく原作に近づいて欲しかったかなぁ〜って感じはしました。
一般お勧め度:★★★☆☆
百合お勧め度:☆☆☆☆☆

コレは最強でした。漫画を描く人間ならば、途中の漫画描くシーンは「わかるー!!!」って感じだと思います。
作品的にはかなりディープなので、観る人を選ぶなぁ〜って感じです。まあ、自称漫画家(しかも普通じゃない)とコスプレ女の恋愛話を軸にす進んで行くラブコメディですからねぇ…(笑
ただこれは台詞回しが大好き。もーパくりたい!(パクるな
台詞がどれもコレもおいらのツボです。
ただ山場らしき山場がないため、ぐだぐだ見ている間に終わっちゃう感じが否めません。
アレ?終わった?って感じで終わります。
それが良いんだと思うのですが(笑
一般お勧め度:★★☆☆☆
百合お勧め度:百合度皆無

マリア様がみてる「未来の白地図」

作・今野緒雪 イラスト・ひびき玲音
もう何巻ですか?(笑
もう本気で読んでみたいなぁという人に勧めることが出来ない巻数です…読み始めたころから考えるとこんなに出るとは思いもしませんでした…
パラソルが出てすぐに読み出したので、惜しいことに、ギリギリレイニー止めを体験できませんでした(笑
さてさて、新刊ですが。
内容はクリスマスです。
卒業までのカウントダウンが本当に始まった、といったところでしょうか。
とりあえず今回の見所は「姉妹」以外の友情だと思います。
ちゃんと友達関係築いていたのね、とちょっと安心したり。
可奈子スキーなので今回可奈子がかなり良いキャラで良かったです。てか、挿絵の可奈子たんてばかわい過ぎじゃないですか(笑
すっかり丸いキャラになってしまって…ふふふ。
ドリルと祐巳のスール展開中心だと思っていたら…あーらら。というか、祐巳たん、焦りすぎです。あんな勢いで渡されても無理です(笑
可奈子スキーとしては、このまま大どんでん返しで、二人ともドリルを思うあまり「だったら可奈子ちゃんを妹にするよ?!」「祐巳さまをお姉様とみとめていいの!?」的な話になり、ドリルもドリルで「勝手にすればいいじゃない!わたくしには関係のない事ですわ!」とか言って、引っ込みつかなくなって可奈子ちゃんと祐巳が姉妹に。後悔するものの、「私やっぱり祐巳様が好きですから…嬉しいんですよ…」「可奈子ちゃん…うん…後悔はあるけど、やっぱり嬉しい…それより可奈子ちゃん?」「はい?」「私のことはもう?」「あっ…おっ…おねぇさま…」「うん!」と!こんな昔を思い出すような大どんでんがえしはないのですかぁー!!!!!(ありえない
まあ、こんな無理な展開は無いことは分かっているのでちょっと妄想しているだけですよ、ええ。
まあ、そんな妄想話は置いておいて、白薔薇乃梨子志摩子さんのやりとりが凄い好きでした。乃梨子を泣かせることが出来るのはもう志摩子さんだけな気がする(笑
そして黄薔薇はラブラブすぎです(笑
菜々ちゃん放置でなにやっているんですか(笑
やっぱり由乃令ちゃんだけはどうしようもない一線超えた何かがあるようです…
実は本編(?)よりも最後の祥子様と令の話がめちゃめちゃ好きだったりです。あの二人もちゃんと親友だったんだ、前薔薇様達のようにちゃんと良い関係だったんだ、と嬉しい、というか、むしろ安心さえおぼえました。
前どこかの巻でめちゃめちゃ良いなって思える台詞回しがあったんですが、今回も最後の最後のところ
「私はリリアン女子大に行くから」「うん」「他の大学に行って〜〜もう少しリリアンに居ようと思うの」「そっか」「私は、祐巳がいるリリアンに残るから」「わかった」「それだけ」
この台詞回しは本当に好きです。「祐巳が居るリリアンに残るから」「わかった」ではなくて、先に「リリアン女子大に行くから」→「祐巳が居るリリアンに」この違い。
リリアンに居ようと思うの」ではなくて、「行くから」と断定して、その理由、そして、真意。凄いと思いました。
祥子様の揺るぎない祐巳への思いが伝わってくる感じ。
う〜ん、あっぱれです。次巻もかなりきになります。
つーか、最後の話で、祥子様が卒業しても話は続くのが確実になってて安心。
は〜ドリルも勿論好きだけど…可奈子こねーかなー(笑
でも瞳子祐巳は既にガチだしねぇ(笑
一般おすすめ度:★★★☆☆
百合おすすめ度:★★★★★