50回目のファースト・キス

監督、ピーター・シーガル 主演、アダム・サンドラー/ドリュー・バルモア
多分(多分?)アメリカ映画
ブコメディ…チックな、ラブロマンス物です。
めちゃめちゃプレイボーイの主人公。そんな彼がとある朝とある定食屋(日本で言うそんな感じだと思う)にぶらりと行くとワッフルで家を必死に造る痛いか…げふげふ、素敵な女性が。
一目見ただけで恋に落ちる主人公。朝食を一緒にとっただけとはいえ、二人ともお互いに好きになってしまう。
そしてもしよかったら、次の日も一緒に朝食をとららない?と誘われ主人公は大喜び。
次の日も喜び勇んで入店すると、昨日と同じ場所、で同じ服を着て、同じ本を読み、同じメニューを前にする彼女を発見。
気楽に話しかける主人公、しかし彼女は「昨日のことを全く覚えていない」風に主人公を変質者扱いするのだった。
定食屋の女将の話によると、彼女は一年前の事故で「短期的記憶喪失」になってしまったとのこと。彼女は「毎日眠ると記憶を失い、目が覚めると同じ日を繰り返す」のだという。
しかし主人公は諦めず次の日、また記憶を元に戻した彼女を口説くのだった…
粗筋をかくと「なんじゃそりゃ」ってかんじですが。コレが予想以上におもしろい。
毎日記憶を失うわけですから、彼は毎日いろんな手を使って彼女を口説きます。でも女心と秋の空、いかんせん同じ毎日を繰り返しているとはいえ人間の心は日々変わります。その所為で毎日同じ口説き方をすればいいってもんじゃありません。
そしてしばらくすると遂に彼女に事故のことがばれます。家族の話ではこの一年同じ毎日を繰り返しているがちょっとしたことでバれることがあり、そのたびに説明をしているらしいのです。
そこで主人公は「ならば毎日コレまでのことを教えて上げればいいじゃないか」と言うことでビデオを作ります。
毎朝、コレまでのビデオを見て無理矢理に記憶を作る彼女。
毎日ファーストキスを繰り返す日々。
しかし彼には夢があるが、毎日毎日彼女を口説くのに殆どを使ってしまうためその夢を諦めていることに彼女は気付いてしまいます。
そして最後のファーストキスをして二人はわかれてしまうのです。
もうここまでは、コメディというか、台詞がとにかくシモネタ「アレ」だの「ナニ」だの言い放題です(笑
そして毎日の主人公の彼女の口説き方がおもしろいので飽きずに見れます。
それなのに最後はばっちり泣かせてくれます。
本当にラストは「え、この終わりかたなの?」って感じなのですが、それでも二人が、いや、家族みんなが幸せそうだから良いんだって思えるエンディングです。あ、勿論くらい終わり方じゃないのでハッピーエンド好きには本当にお勧め。
全体通して、笑えるんだけど、かなり切ないラブストーリーでした。
テンポが良いのでシモネタ大丈夫な人にはかなりお勧め。
一般お勧め度:★★★☆☆
百合お勧め度:百合度皆無