学校を出よう!2巻

作・谷川流 イラスト・蒼魚真青 電撃文庫
もう下手したら半年振りぐらいに2巻を購入読みました。
いやぁ、ハルヒシリーズはホントに面白くてさっくさく読んだのですが、なんかこちらの作品は1巻がえらーく読むのに時間がかかり、めっちゃおもろい!ってほどじゃなかったので2巻前にキノの旅を読み始めちゃったり、日日日シリーズ読み始めちゃったりで、2巻までに恐ろしく時間が空いてしまった、わけです(笑
そして読む本がなくなってきたので2巻を買ってみたら!
お も し ろ い !
正直びっくり!ハルヒに匹敵する面白さでした。
1巻は超能力者を集めた学校で、双子の妹の片割れの幽霊に取り付かれている兄を主人公にしたお話でしたが、今回はそれと世界はつながっているものの、その学校が秘密裏にされている学校外の不思議な話。
主人公はふと気がつくと雨の中立っていて、手には血まみれのナイフを握っている…さらにここ数日の記憶が一切なくなっていることが判明。なぜナイフを握っているのか?なぜ記憶がないのか?とにかく住宅地の真ん中でこんな格好で立っているわけにも行かないということで自宅へ走る主人公。そして自分の部屋に入ると、なんとそこにはもう一人の自分が。もう一人の自分と話すことで、自分は「今」より3日後の世界から、そしてもう一人は「今」より3日前の世界から「今」に来たことが判明。そして二人はクラスの不思議なもの好きの女の子の家に行き、3人でこの問題を解決することに…てな感じのお話。
最初は「ん〜?どういうこと?」って感じが否めないのですが(なんせ、未来の主人公は記憶を失い、過去の主人公はこれから起こることを知るはずもないのですから)じわじわとわかってきて後半にかかって前半の「?」が全部すかーっと取れるんですよ!
これは最高に快感ですよ。
1巻を読んでなくても別に読めるので(もちろん読んでたほうが全部わかるから絶対良いんだけど)是非とも2巻読んでいただきたいです。
一般おすすめ度:★★★★☆
百合おすすめ度:☆☆☆☆☆