狂乱家族日記 壱さつめ

作・日日日 イラスト・×6suke ファミ通文庫
「ちーちゃんは悠久のむこう」に引き続き日日日の「狂乱家族日記」も読み終わりました。
正直な感想。大好きでした。
「ちーちゃん」もおもしろかったです。ですが、アレはおいらのツボというか、大好きな感じからはちょっとだけずれたところにある作品だったんです。だから、「狂乱家族日記」も全部読むのに時間かかっちゃうかもなぁとか思っていたんですよ。そしたらもう!びっくりしました。
簡単なあらすじとしては…超常現象を取り扱う警察署のような場所超常現象対策所につとめていた平凡な主人公乱崎凰火。そんな彼が職場に向かおうとしたとき出会うのがネコミミ&尻尾まで付けた毒舌少女。その危険ネコミミ少女を職場につれていくと突然それと結婚するように言われ、正体どころか得体も知れない5人の子供たちと「家族」を作れというのだ。妻が毒舌ネコミミなら、子供は、超美形オカマ、ちょっと「なにか」違う少女、喋るライオン、人型戦闘兵器、電撃を放つくらげ…レパートリーの広さが広すぎてもう何も言えない。なんでも「父親役」凰火意外の6人は千年前の伝説の悪魔の子供ではないか、と言われている者たちだという。その5人に家族の良さを分からせ、世界を壊さぬようにさせると、いうなんだかよく分からない計画だという。そんな変な家族なのだが…と言った感じ。
わりと、というか、かなーりべったべたな家族ものです。ただ、キャラクターが上記の通りおかしい(笑
そのおかしいメンツが素敵な家族愛を描いていくのです。
マズどのキャラクターも魅力的です。全員どこか、なにかしら、おかしいのに全員愛おしいキャラクターなのです。
あまりにも愛おしすぎてなんだかじんわり涙が出て、心温まります。
でもやっぱり変なんです。
もう本当にキャラがどれもこれも可愛い。キャラ小説と言われれば「あーまあ、そうかもしれませんね」と答えてしまいそうですが、それでもこのかわいらしいキャラクターを見るだけでも是非とも読んで頂きたいです。
絵も凄く可愛いです。
これは早く2巻を出して欲しいです…
一般おすすめ度:★★★★★
百合おすすめ度:★☆☆☆☆