エマ

森薫・作画 ビームコミックス
最近最終巻が出たので。

全10巻(ストーリーは一応7巻で完結しており、その後3巻は読み切りや後日談といった感じ。あ、でも最終回は10巻に入っています。)
本物のメイドが普通にいた(という文章もどうかな、と思うが・笑)、ヴィクトリア朝時代を舞台にしたメイドと上流階級のお坊ちゃんとの恋愛ストーリー。
…と上の一文を読むとかなり「ありきたりだなぁ」と思われそうですが、なんのなんのです。
確かに大元は超格差社会で苦しむ恋人達のお話なのですが、その恋愛を中心に回りの話がかなり濃く描かれています。
湯川的には「主人公達の恋愛4:6他の人たちのエピソード」と言っても過言ではないと思っています(笑
ストーリーはかなり緩やかに淡々と進んでいきます。(勿論漫画ですから、急速に進むところもありますが。)
作品全体をゆっくりした暖かい空気が漂っているというか…かなり好きです。
キャラもさることながら、背景の描写も凄く丁寧で綺麗です。
ヴィクトリア朝が好きな方はそれだけで読んで楽しいのではないかな、と思います。
まぁ、とりあえず、メイド好きなら本気でおすすめ、むしろ読め、の勢いで推奨。
そう言えば、コミックスについてくるアンケートはがきなんですが、これがなんと作者の手書き!!!(手書きって直筆が入っている、という訳じゃないですよ。念のため)
このはがき出すのかなり勿体ない気がします。
あ、勿論湯川は出していません。
ていうか、本に挟んで保管していたのに友人に貸したら入ってなくてブちぎれた(笑
捨てられてはなかったのでちゃんと戻ってきましたが。
ちなみに別冊みたいなので出ている「シャーリー」もおすすめ。こちらは幼女メイドがお嬢様に使える話。何この百合フラグそんな感じで湯川的にはシャーリーの方がお気に入りです。
エマ
一般おすすめ度:★★★★☆
百合おすすめ度:★☆☆☆☆
シャーリー
一般おすすめ度:★★★★☆
百合おすすめ度:★★★☆☆